はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

砂の杭

週末にサンドドレーン船を見て、半年ほど前にも同じような船を見た記憶が蘇ってきた。そこで、そのときの写真を引っ張り出して見比べてみた。よくよく見てみると、ディテールが異なっている。ネット上でイメージ検索してみると、こちらの方はどうやらサンドコンパクション船というものらしい。
同じような姿かたちをしているので、同じようなことをやっているはず。そんなに違いはないんじゃないかと思って、この際だから少し調べてみた。すると、それぞれの工法は全く違うことがわかった。サンドドレーン工法ってのは、排水路の役割を担う砂杭を打ち込み、周辺の軟弱な地盤の水を抜いて締め固めるもの。サンドコンパクション工法ってのは、砂杭をガンガンに締め固めながら打ち込み、砂杭自体に強度を持たせるもの。
ということで、どちらも砂杭を打つということから同じような姿かたちになっているけど、砂杭にもいろいろあるんだってことがわかった。ていうか、砂杭って存在自体を初めて意識した。砂って、すごい。