はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

川の交点

荒川放水路と中川が接続されている中川水門。かつしかハープ橋のすぐそばにある。先日見たときには、荒川放水路と中川の水位差のためか、結構な勢いで水が動いていた。
中川水門は首都高中央環状線の桁下空間に、まるでコーディネートしたかのようにスポッとおさまっていて、水門特有の違和感というか唐突さがちょっと少ない。それは、なかなかかわいらしいたたずまいだと思う。かわいらしいと言っても、十分に大きいのだけど。
ちなみに中川は、ここから河口までのおよそ6kmの間、荒川放水路に寄り添いつつも、交わることなく平行に流れている。なぜ合流させてひとつの川にしていないのか、総武線からこの2つの川を眺めるたびに思うが、治水とはそんな簡単なものではないんだろうな。