はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

近代デザインの聖地


デザインに関わる者として、この地を訪れないわけにはいかないだろう。そして、教科書と同じ構図の写真を撮らなければならないだろう。そんな義務感を感じながらバウハウス・デッサウを訪問したのだが、案の定がっちりはまって大興奮。なんだかんだで聖地巡礼は心が洗われるね。
内部が見たかったのでドイツ語でのガイドツアーに参加してみたところ、ガイドさんはとても熱心に解説してくださった。しかし当然のことながら、内容はさっぱりわからず、あえなく撃沈。あちこちふらふら歩いて写真を撮りたくなったのだけど、ガイドさんの強い視線に負けて、大人しく聞いているふりをすることがたびたび。他人を気にする姿勢が自分の行動の動機になっていることに気づき、自分が日本人であることを再認識した。