はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

円筒の夢


パリのシャルルドゴール空港ターミナル1はかなりかっこいい。1974年につくられた円筒形のターミナルビルとそれを取り巻くように配置されたサテライトは、拡張性が全くなかったり効率が悪かったりする面も多々ありそうだが、いま見てもとても斬新。その当時の未来への夢がぎっしり詰まっている構造物や空間を感動とともに体験したことで、科学や技術への信頼を失いかけている自分をふと振り返った。