ポートタワーの足下にずらりと並んでいたあの直立式消波ブロック「ワーロック」と同じものを、少しだけ離れた場所で直近から眺めることができた。なかなかボリューム感、そして無骨な威圧感。素敵だな。もう少しでゲーテアヌムのような力強すぎる造形に近づけそうな気になってくる。いずれ海中に沈んでほとんど見えなくなっちゃうわけだけど。
フェンスの内側で作業をしていたおじさんに、これらはどこで使用するものなのかと尋ねたところ、「千葉港みたいだよ」と言われてしまった。いやいや、千葉港はでかすぎだし。千葉港って市川から袖ヶ浦まで全部ひっくるめてなんだよな。そればかりか、「あっちの方には去年まで、ものすごい量のブロックが並んでいたんだよ」と教えてくれて、僕を悔しがらせてくれた。つまり、それほど有意義な情報が聞けなかった。
