はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

王宮ラッピング


一昨年の今頃は何をしていたのかなとふと気になってカレンダーを見てみたら、10月から始めたオランダのアイントホーフェンでの生活にすっかり慣れて、はじめてアムステルダムを訪れた日だった。このときはコンセルトヘボウのコンサートを観覧するという浮かれた気持ちだったこともあり、有名美術館や有名観光ポイントを中心に見て廻った。ところが予期せぬ大雪に見舞われ、足止めをくらっていろいろと苦労したあげくに延泊したことを憶えている。その時の様子はここ(大雪にやられた話)に残してあった。ブログって役に立つなあ。
これ以降、アムステルダムには何度か足を運んだが、行けば行くほど好きになっていく味わいのある素敵な街だね。到着していきなり驚いたことは、街全体がゆがんでいること(アムステルダムのゆがみ)。あと、どこに行っても改修中なのが印象的だった(多くの見どころが工事中)。欧州人の時間の捉え方について、いろいろと考えるきっかけを得た街だ。
上の写真は一昨年の今日訪れた、改装中の王宮。体全体が足場と養生シートで覆われているのに、頭だけひょっこり顔を出しているところがキュートだね。ラッピングマニアにとってはたまらないくるまれかたなんじゃないかな。そんなマニアがいるのかどうか知らないけど。