先週の富山出張の際、その前の出張の際に気になった万葉線に乗車してみた。これがなかなか面白かった。車窓からの眺めはローカル色が豊かだし、(休日限定だけど)車内アナウンスはこの地の出身である立川志の輔だし、車両のデザインもなかなか素敵だし。やっぱり路面電車は楽しいよねえ。僕は鉄ちゃんではないのだけど、運転席のすぐ後ろで前方の風景を眺めながら、ひとり興奮していた。
その道中で、信じがたい停車場が登場した。青いペイントが施された車道上のエリアに、「電車のりば」と表記されている。つまり、それがホーム。防護柵はもちろん、縁石などの車両の進入を拒む段差すら設けられておらず、イメージハンプで済ませている。うおっ?!これは!!と思ってバシャバシャと写真を撮っていたら、すれ違い待ちの停車時に女性運転士がいろいろとお話しくださった。ほんとうに危ないんだよ、これと同様の停車場が合計3カ所あるんだよ、十分に気をつければ車両を降りて外から写真を撮ってもいいよ、と。
先ほど少し調べてみたら、やはり深刻な事故も起きているようだ(北日本放送:危険な万葉線の停留所)。道路管理者の都合、鉄道事業者の都合、自治体にとっての公共交通の都合、地域の利用者の都合など、いろんな事情が複雑に絡み合っているのだろうけど、安全は大事だよねえ。