はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

トンネルの外皮

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トンネルを通るとき、そこは「内部空間」であると認識すると思うけど、それは正しいのだろうか。「内部」があるということは、「外部」があるはずなので。むしろ大地の「外部」なんじゃないか。

なんてことを考えて、わけがわからなくなり、どうでもよくなるということを繰り返している人も、まれにいらっしゃることだろう。そんなときは、「スノーシェルター」を思い返そう。この作工物には外皮が存在しているので、安心できるよね。まあトンネルではないので、気休めにしかならないのだけど。

長野と新潟の県境「関川の関所」付近にあるスノーシェルターは、内からも外からも味わうことができて楽しいよ。降雪や雪崩による交通障害を防止するスノーシェルターの立地を考えると、内外がセットで見られるものなんて、なかなかなさそうだもんね。ここは上空に国道18号の橋梁が架かっているため、直上から鑑賞できるので、とてもお得感があるのだ。オススメ物件だよ。