はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

モニタリング触手

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昨年の夏、奥利根のダムを一気に巡るツアー(参照:ある少年の夏の日)を行った。その際、滅多なことでは立ち入ることができない場所を、水資源機構の方々にご案内いただいた。矢木沢ダムの堤体直下にも潜入し、圧倒的なコンクリートアーチを下から見上げるというレア体験を味わうことができた。

その矢木沢ダムの最下部に、なにやら香ばしい装置がつけられていた。どうやらコンクリートのクラックや躯体の変位をモニタリングするものらしいが、詳しいことはよくわからない。わかるのは、センサーにつながるケーブル群が妙に有機的で、妙にすてきだということくらいだ。