はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

景観公園

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4年前に撮った写真をあらためて見返しても、ルール地方のデュイスブルクにある「ランドシャフトパーク」はすごい。日本語で言うと、「景観公園」だ。ここは1985年に操業を停止したテュッセン製鉄所の遺構を利用している公園で、斜め上を行く様々な施設が盛り込まれている。

ガスホルダーをダイビングプールにしたり、原料ヤードのコンクリート壁をボルダリングの施設にしたり、コンクリート壁をぶち抜いてすべり台をつくったり。かなり自由なことをやっていて、心底びっくりしてテンションが上がった。その一方で、オリジナルのままの姿で残されている部分も多い。それらの味わい深さも素晴らしいんだよね。

溶鉱炉の上にもヘルメットなしで自由に登ることができ、施設全体を俯瞰できる。この公園を味わい尽くすには、やはり丸一日必要だよな。うん、ここはやはり、ゆったりプランを提示することにしよう。