先月末に行われた『土木展』のミーティングで、メイングラフィックを担当されている柿木原さんのプレゼンで、ポスターの中に描かれている「土木の行為」のアイコンも解説してくださった。その時に会場から「かわいい」という声がチラホラ聞こえてきた。そうなんだよ。土木関連の事物ってイメージとのギャップも手伝って、うまくデザインされたものはかわいく見えるんだよ。そのことは、これまでもマニアパレルさんが地道に提示し続けてきた。
そんなわけで、自分の写真からかわいいドボク関連グラフィックスを探しているのだが、国内ものはなかなか見つけられない。マンガチックな注意喚起看板はそこら中で見かけるけど、かっこいいサインやピクトグラムってそうそうないのかね。逆に海外のものはちょいちょい見つけられる。その一部は、『ヨーロッパのドボクを見に行こう』P.136の「ドボク・ピクト・コレクション」にも掲載しているよ。
上の写真は、ロッテルダムの近くにある「ホランチェ・アイセル防潮水門」を望む堤防上に設置されたベンチ。コンクリートを研磨して仕上げたもの。なんと背もたれのところに、真鍮の水門サインが埋め込まれている。しかも開閉時の両方。これ、すごくかわいいよねえ。
ホランチェ・アイセル防潮水門そのものについてもいろいろ言及したいところだが、詳細はカワウソの佐藤さんにお任せしよう。