ボーデン湖畔のロールシャッハという街に、駅と駅裏の住宅地との高低差を解消するリフト付き歩道橋があるというので行ってみた。これが、ミニマルで雑味がない造形と仕上げの中に知的な色気を織り交ぜるという、いかにもスイスっぽいかっこよさを存分に体現している構造物だった。
地下通路に接続するエレベーターの高さは30m、デッキの橋長は40mとのこと。当初は橋梁部分は箱断面だと思って見に行ったのだけど、写真反対側の開口部が大きすぎてよくわからなかった。
このタワー部の駅側には、ボーデン湖を眺めるバルコニーが設けられている。エレベータそのものも、もちろんシースルー。そこからは、デッキの軸線が古い駅舎の中心にきっちり合わせられていることも確認できるよ。
ちなみに、この街と同名の心理テストは人名由来なので、直接の関係はなさそうだね。