はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

クレーン・フェス

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市電に乗って熊本の交通センター(バスターミナル)の脇を通ったところ、あたかも熱気に包まれたフェスが行われていると錯覚するほど、数多くのクレーンやパイルドライバがじゃんじゃん稼働していた。そりゃもう、かっこよさにしびれるよねえ。その時は別の目的地に向かうために指をくわえながら通り過ぎたのだけど、当然のごとく帰り道では下車して、遠巻きからそのスケールの大きさを堪能した。
ホテルに戻ってからこのフェスのことを調べてみると、九州産交グループが主体となって取り組んでいる「桜町地区第一種市街地再開発事業」であり、約3万㎡の敷地にバスターミナル、商業施設、ホテル、マンション、コンベンション施設などが一体となった巨大複合施設をつくるとのこと。多くの自治体が参画している、いわゆるMICE施設のようだ。
熊本地震の影響で計画が遅れたようだけど、2019年夏の完成を目指して今年の2月1日に本格着工したとのことなので、現在は基礎工事が行われているのだろう。震災からの復旧もまだまだ道半ばではあるけれど、こちらの再開発ともうまくバランスを取りながら、ぜひとも成功に導いていただきたいと思った。