ケルンの旧市街を南北方向に貫く地下鉄5号線のホイマルクト(Heumarkt)駅は、その大空間が少々ふざけたSF映画に出てくる秘密基地のようで、とても楽しかった。断面は正円なんだと思うのだが、全く自信がない。斜めに配置されたコンクリートのラインと微妙に曲がった平面によって空間がゆがんで見えるのだ。
先ほど少しだけ調べてみたら、これは2013年12月にオープンした駅であり、将来は現在地上を通っている東西方向のトラムが地下化されるという。一体どこを通るのだろうか、まさか、この空間のど真ん中じゃなかろうか。そうだとすると、この不自然な大空間の意味も少しだけわかる気がする。また見に行かなきゃな。