「地下神殿」で有名な首都圏外郭放水路の第1立坑を、上端部に設置されているキャットウォークから見下ろした様子。直径約30m、高さ約70mの円筒の中にしばらくいると、いつの間にかスケール感を喪失していることに気付く。手がかりにしていた階段工の存在も、次第にミニチュアに見えてくるのだ。もうすぐこの眺めが、ハーネスとヘルメットを着用する体験を伴って一般公開される。
首都圏外郭放水路は、国交省が中心になって推進している「インフラツーリズム」のフロントランナーと言ってもいいだろう。国交省の防災施設でありながら、これまでにも数多くの見学会、イベント、撮影などが積極的に行われている。民間の事業者と組む観光事業を展開すべく、昨年から社会実験が行われているのだが、その第2弾が3月23日からスタートする。すでに実施されてきた「地下神殿コース」のほか、「立坑体験コース」と「ポンプ堪能コース」が追加されるという。
ほんと、このような取り組みを通じて社会に風穴を開けることは、じゃんじゃんやっていただきたいな。ここで展開されている動きは、今後も目が離せないね。ちなみに、見学ツアーの申し込みはこちらのウェブサイトからできるようだよ。
首都圏外郭放水路のオフィシャルウェブサイトはこちら。
おまけとして、本ブログの過去記事も。