はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

エネルギーの眺め

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幸運なことに、数少ない未踏県だった青森県の下北半島を訪問する機会を得た。その移動ルート上にある六ヶ所村で、各種の「エネルギー」が濃厚に集積している眺めを目撃した。写真手前からメガソーラー、火力発電につながる石油備蓄基地、丘陵地に林立する風力発電機群が、尋常ではないスケールで展開している。日本のエネルギー事情とその供給源の立地について考えざるを得ない、衝撃的な光景だ。

昨日から今日にかけて本来の用務のほかに、「六ケ所原燃PRセンター」「東通原子力発電所PR施設トントゥビレッジ」「むつ科学技術館」などを見て回った。あと「恐山霊場」も。うっかり下北半島とエネルギーの関係性についての興味がはじけてしまったわけだが、このような体験がまとめてできる場所の特殊性がそうさせたのだろう。

昨日この場所に来た際は、霧雨のために見通しがきず、やたらと幻想的なソーラーパネル景を体験した。それはそれで印象深かったのだが、奥にある石油タンクや風力発電機を視認することができなかったので、本日の帰り道にしつこく再訪したわけだ。ちなみに、ここを立ち去ろうと移動しはじめた直後に土砂降りに見舞われた。なんのフラグなんだろうかね。