
都心と千葉を結ぶ重要な道路である国道14号。習志野市と千葉市の区間の大部分は、かつて海岸線だった。つまり南西側の広大なエリアは、遠浅の海を埋め立てた人工の土地なわけだ。
地図を見れば一目瞭然だが、国道14号の両側は街の骨格がまったく異なっている。南西側の埋立地は広い直線の道路が計画的に直交し、巨大な団地群が広がっている。北東側は海沿いの街に特有の、迷路のような細街路が随所に確認できる。もちろん実際に歩いてみると、街の雰囲気の対比を楽しむことができるよ。
主に国道14号と国道357号との重複区間には、斜面樹林に覆われた海食崖が連なっており、かつての遠浅の海がイメージしやすくなっている。それを体感できるおすすめスポットが「稲毛陸橋」というランガー橋だ。ずいぶん高いところにアーチと車道の路面があり、遠くからでもよく目立つ。下部には完全別構造の横断歩道橋があり、崖側の橋脚付近でゴチャッと高低差を解消している状況がたまらない。
当然、埋立地側には急勾配で長いアプローチ区間がある。なんでこんな高低差がある場所に道路を通したのだろうと思うが、崖の先をまっすぐ行くとJR稲毛駅が構えているので、埋立地への交通を考えるとようやく理解できる。片側3車線の国道で分断された丘陵地と埋立地との接続は、なかなか手ごわいもんね。