はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

ガチ機能主義

先日の出張時、ブルータリズム建築のような圧倒的な存在感を放つ消防署の訓練施設が目に飛び込み、思わず車を止めた。これまでも消防署の前を通るたびにチラ見していたものの、じっくり眺めたことはなかったように思う。

あらためて観察してみると、あくまでも推測でしかないが、訓練という機能に特化したさまざまな工夫が凝縮されているように見える。これってどうやって設計要件を整理しているのだろうか、標準タイプみたいなものがあるのだろうか、なんて疑問が湧いてきた。

そこで画像検索してみると、ずいぶんバリエーションがあるっぽい。もしかすると同じものはなく、各自治体あるいは各消防署の要請に従って個別に設計されるのかもしれない。そして、検索でヒットする画像はかっこよく撮られたものではないので、大いに不満が残る。カタログ的な写真集とかないのかなあ。