はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

観光ダム


およそ35年ぶりに黒部ダムを訪れた。まだ幼稚園生だった当時も、あまりの迫力にびびった記憶がある。大人になった現在、たぶんそのときよりもびびった。とんでもない場所にとんでもないものをつくったという事実を、それなりに知識がついたことによって理解できたからだろう。大人になってからの社会科見学は、とても有意義だね。
休日の黒部ダムは、観光客でかなり賑わっていた。老若男女や国籍を問わず、いろんな方々がしげしげとダムに魅入っていた。これほど人気がある土木構造物も珍しいのではないだろうか。その理由の一つに、様々なパターンの視点場がふんだんに用意されているってことがあるだろうね。絵はがきと同じ構図で記念写真が撮れるということは、すごいことだ。