はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

私的ドボク大賞2010

個人的な話だが、今年は人生で初めての海外生活がスタートしたこともあり、かなりスピード感のある密度の高い1年だった。このブログで今年を振り返ってみているんだけど、前半の出来事は遙か昔のことのように感じてならない。まあ今年もいろんなところに行…

最近のアーチの形

リエージュのこの駅の裏手にあるGuillemins橋。アーチのフォルムは駅舎のそれと同様、2つの直線をアールで結んだものになっている。いかにもカラトラバっぽいね。つい最近まできれいな形ではないと思っていたのだけど、実物を見てからは思い直すようになっ…

船の家

アムステルダムの運河にはたくさんの家が並んでいる。運河沿いではなくて、運河上に。陸上の建物はとても窮屈そうに建っているのに対して、のびのびとした平屋はいかにも快適という印象を受ける。開け放たれたカーテンの向こう側に、その充実した水上生活を…

多くの見どころが工事中

アムステルダム中央駅の立派な駅舎をじっくり拝見しようと思っていたのだけど、絶賛工事中のため全貌を拝むことができない状態だった。国立美術館も工事中。市立近代美術館も工事中。王宮も工事中。アムステルダムは工事好きにはたまらない街のようだね。

大雪にやられた話

欧州では先週末から記録的な大雪に見舞われており、各地で混乱が起きている。僕もアムステルダムで雪害にしっかり巻き込まれてきた。おそらく平日に仕事をほったらかして出かけた報いなんだろうが、これもいい経験ができたと前向きに捉えるようにする。以下…

アムステルダムのゆがみ

アムステルダムの運河を散策したのだけど、なんだか落ち着かない。空気が微妙に揺らいでいると思って目を凝らしてみると、建物が本当にゆがんでた。それも1つや2つではない。街のあちこちの建物がゆがんでいるのだ。なんでなのかな。オランダの大工は適当…

愛の南京錠

セーヌ川に架かる橋の高欄に、大量の南京錠がかけられていた。なんだこれは。おどろきとともにTwitterでつぶやいたら、即座にその理由を教えていただいた。 高欄に南京錠をかけて、その鍵を川に投げ込んで、永遠の愛を誓う。もともとイタリアで始まって、小…

セーヌ川最新歩道橋

パリのセーヌ川に架かる一番新しい橋であるSimone-de-Beauvoir歩道橋。「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という名言を残した、あのボーヴォワールの名前を冠している。知ったかぶりしてみたけど、どんな人かは全く知らない。 右岸側のベルシー公…

繊細な裏側

パリ南東部のCréteilという郊外感にあふれる街に、カラトラバが設計したOudry-Mesly歩道橋を見に行ってきた。メトロ8号線の終着駅から歩いて10分ほどの、高速道路の上に架かる下路アーチ橋である。 この橋は1988年につくられたというから、カラトラバのキャ…

魔法のピラミッド

ダヴィンチ・コードにも登場した逆さピラミッド。ルーヴル美術館に隣接する地下ショッピングセンターにある。これまた不思議な構造物。なんでこんな重力に逆らったものが成立しているのかしら。人類ってすごい。

魔法の橋

La Défenseという再開発エリアに架かるValmy歩道橋は、上から吊っているわけでもないのに、こんなに桁がカーブしているのに、柱がほとんどない。まるで魔法がかけられているようだ。あまりの軽快さに渡るのに躊躇する。 この不思議な橋は、ものすごいテクニ…

やらかしてしまったパリ初日

先週はパリに行ってきた。ちょうど欧州全土は寒波に覆われてしまい、パリもかなり冷え込んだが、各地で起きた交通機関の混乱には幸いにも巻き込まれずに済んだ。しかし、初日は華の都に浮かれてか、いろいろやらかしてしまったので、反省の意味を込めてメモ…

パリの新橋

パリのセーヌ川に架かるポンヌフという橋は、およそ400年前につくられた。ものすごく古いはずなのに、夕日を受けてほんのり輝くその姿は「新しい橋」という名前にふさわしくフレッシュな印象だった。どうやら数年前に化粧直しをしたらしい。それって、石の表…

300mの曼荼羅

現在エッフェル塔は19回目の塗装工事が行われており、一部が防護ネットで囲われている。全体像がきれいに見えないからといって、構造物をかじっている者として、欧州に来たからには参拝しないわけにはいかない。というわけで、寒風吹きすさぶ中、エッフェル…