はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

耐震補強庁舎

遅ればせながら、1週間前に発生した鳥取中部地震で被災された方々へ、お見舞い申し上げます。一日も早く平穏な生活が取り戻せますよう、心より願っております。多方面から復興支援に携わられている方々におかれましては、体調管理などに気をつけながら元気に…

とぐろを巻くJCT

先週の大阪出張の際、仕事が立て込んでいたので早く戻る必要があった。でも少しだけ都市内高架橋を見てから帰ろう、なんて思ったのが運の尽き。ホテルから近い東船場ジャンクションを堪能していたのだが、ついつい我慢できなくなってしまい、地下鉄中央線で…

立山のドボクを見に行こう

2016年11月19日(土)~20日(日)1泊2日で、富山県立山町を貫流する常願寺川のドボクを見に行きませんか?監修という立場で僕も企画に参加しているツアーが実施されますよ。 旅の発見:【モニターツアー】激流をコントロールせよ!「富山県立山町・土木イン…

川の中の駅

夏にチューリッヒを訪問したとき、坂茂氏が設計した木造7階建てオフィスビル「タメディア新本社」を見に行った。しかし、目の前を流れる河川の中にある構築物に目を奪われてしまい、木造ビルどころではなくなってしまった。 これはなんと、河川の地下を通る…

l.m.v.d.r.

先日、東京国立近代美術館で開催されている「トーマス・ルフ展」に行き、たいへん感激した。2013年に国立新美術館で行われた「アンドレアス・グルスキー展」の時と同様に、「写真」という概念を激しく揺さぶられるクラクラ体験を味わった。それもそのはず、…

ドボクの集積ポイント

フォルトキルヒの繊細なトラス歩道橋から上流を見ると、なにやら新しそうな屋根付き木橋が見えたので、近寄ってみてみることにした。その木橋自体も様々な工夫が取り入れられていて面白かったのだが、さらに上流に目をやると、なにやら堰堤らしきものが見え…

繊細なトラスが架かる街

僕がドボク旅行を計画する際には、ぜひとも行きたいという大きなアンカーポイントを最初に設定し、それらを結ぶように周辺地域のサブコンテンツを探していくという方法を採っている。オーストリアのフェルトキルヒという街は、そんな中で経由地としてピック…

薄い板

スイスのフライエンバッハという街の南にある、高速道路の上空に架けられたビルヒェルヴァイト(Bircherweid)歩道橋。高低差がある場所を驚異的に薄い板だけの構造物は、なんと1965年につくられた世界初の吊床版歩道橋だという。少々道に迷いながらたどり着…

滝になった川

先週末、常願寺川の上流から河口までを2日間かけて丁寧にたどる旅を実践してきた。ここ数年で何度も訪れているエリアだけど、はじめての体験がいくつか実現できた。まず、常願寺川の源流の一つである称名川が弥陀ヶ原台地を一気に350mも流れ落ちる「称名滝」…