はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

回る橋

橋が回るってのはすごい。先週の萩原さんのDPZ記事にあった大阪の夢舞大橋はかなりのもの。アーチが浮いてて、しかも全体が動くんだからとんでもない。だいぶ前のことだが、雑誌に載っていた計画案を見て、思わず吹き出してしまったことがある。残念ながら、…

交錯する線

今日はあきれるほどいい天気だった。なので、千葉駅前インフラ積層カオスを見に行ってきた。かなり無茶している感がひしひしと伝わってくる。いい眺めとは全く思わないけど、嫌いじゃない。

人造岩山

日本一のロックフィルダム、高瀬ダム。巨石を積み上げた堤体の高さは、176mもあるのだそうな。その景観はあまりにも現実感がなくて、良いとか悪いとかそんな尺度の話ではない圧倒的な眺めだった。ちなみにダムの天端から見た景色はコレ。 このダムは自家用車…

動く彫刻

巨大なクローラークレーンは、どこを見てもいちいちかっこいい。膨大な重力を相手にするこの重機は、えも言われぬ緊張感を醸し出している。だって、これ動くんだよ、絶妙にバランスとりながら。 先日の東金ジャンクションの架設見学会で同行した大山さんが、…

東金の一夜城

東金ジャンクションDランプ橋の架設工事を見てきた。下の交通を一時的にストップし、日本最大級800t吊りのクローラークレーンを使って、闇夜に浮かび上がるやんわりとカーブした鋼箱桁を一気に架けたのだ。4層道路ミルフィーユの最上部の盛りつけは、とん…

白い羽根

クリーンエネルギーとして期待されている風力発電は、景観の破壊者になるのか、景観の新たな価値を生み出すのか。 とりあえず単体だけを見てみると、流麗なフォルムがかっこいいと思う。でも、群れをなしている景観を見るたびに、アスカの「エヴァシリーズ、…

擬態

化粧型枠による石積み風のコンクリート壁面。フォトショップでコピペしたような同じパターンの繰り返しは、人工感を揺るぎないものにしているんじゃないか。

突然の別れ

この連休中、感情を激しく揺さぶられた。 あまりにも早すぎる彼の死は、残された者にその意味の探索を正面から突きつける。 じっとしていると負のスパイラルに陥ってしまうので、今日は無目的に車を走らせた。 最後には羽田空港に到着し、次々と飛び立つ旅客…

柔らかい曲面

長野県松本市にある奈川渡ダム。アーチ式コンクリートダムってのは、ほんとにかっこいい。膨大な量の水とオーバーハングしたコンクリートアーチとの対決が生み出す緊張感は、決してほかのものでは味わうことができない。ばかでかい流麗な曲面の造形は、まる…

新しい跨線橋

先日札幌に行ったとき、10年近く前に自分が関わらせてもらった「北郷通こ線橋」を見に行ってきた。鉄道を跨ぐ鋼コンクリート複合橋だ。ほぼイメージ通りに、とてもきれいに仕上がっていた。設計や施工に関わった方々の熱意が伝わってきて、感激した。 特に階…

途切れた橋

羽田空港A滑走路進入灯の橋梁。唐突に終わる橋って、なんとも不思議な感じ。 そういえば、釧路空港の進入灯橋は高さもかなりあってかっこよかったなぁ。

山岳地下鉄

最大傾斜31度、標高差373mを5分間で駆け上がる黒部ケーブルカーの車窓より。どこをとっても、いちいちかっこいい。だって、山岳トンネルの中に駅舎があるんだよ。車両の床が階段になっているんだよ。一本のケーブルで上りと下りの車両がつながっているんだよ…