はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

暗渠に架かる橋

このたび「暗橋(あんきょう)」という概念が開発された。地下に追いやられた川や水路、いわゆる「暗渠」に架かる、あるいは架かっていた橋のことだ。親柱や高欄の一部が残されていケースもあれば、橋の名前が交差点名などに残されているケースもある。この…

新幹線の代替策

渦潮で有名な鳴門海峡を跨いで淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋は、1985(昭和60)年に開通した長大吊橋だ。当初は本州と四国を結ぶ新幹線が計画されていたことから、大鳴門橋の補剛桁の中央部は新幹線が通れる設計になっているという。その後いろいろとあったの…

ホンモノになりたい

芸術や技術などの創造的行為において、自然の成り立ちや他者の技能を体験的に模倣することは極めて重要な意義がある。模倣を繰り返すことで良質の学びを得るのだ。そう考えると、丸太風の外観をまとったコンクリート製水飲み場も、模倣によって新たな価値を…

スタジアムツアー

先日、不定期開催されている「国立競技場スタジアムツアー」にほとんど思いつきで参加してみた。これがとても面白くて、テンションが爆上がりになった。これまで何度もテレビで目にした空間に、自分がひょっこり紛れ込むという不思議な体験は、とてもワクワ…