2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧
鋼桁の形式で何が好きかと言われると、やっぱり箱桁かな。しかも、継ぎ手は溶接が好き。逆台形の断面はクールでシャープな陰影をつくり出す。つるんとした表面は、道路の美しい線形をくっきり際立ててくれる。そんなことをかっこいい海老名JCTに架かる箱桁を…
昨日は高架橋脚ファンクラブ主催の高架橋脚ツアーに参加させていただいた。佳境にさしかかったさがみ縦貫道の建設現場を、外側から眺めて楽しもうという素敵な企画だ。高架橋を愛でる20人超の大人たちの遠足、天候に恵まれたことも手伝って、実に楽しかった…
四日市コンビナートにある巨大なドーム状の物体、どうやら重油接触分解装置というものらしい。見た目もすごいが、名前もかっこいい。なにをどうするものなのかはさっぱりわからないんだけど、この威圧感や存在感から重要な装置であることは推察できる。聞け…
東京港臨海大橋のアプローチ部分は、陸側の幅員よりも海側の幅員の方が不自然に広くなっている。はじめはなんのことだかさっぱりわからなかったが、きっと海を渡る区間にだけ歩道がつけられるためなんだろう。端部の形状が素直じゃないのがちょっと気になる…
来週は工場マニアの聖地、四日市に行ってくる。ただ工場を眺めに行くだけではなく、人前で工場景観の話をしなければならないというおまけつきだ。そろそろそのネタづくりに取り掛からなければいけない時期に来ているのだが、なかなか重い腰が上がらない。し…
これを下から見上げたところ。下の植栽は東関東自動車道の中央分離帯。向こう側の法面のカットっぷりがいかにも後からやりましたという感じで面白いね。
高速道路を跨ぐこの橋のことが気になって夜も眠れなかったので、用事ついでに成田空港に行ってきた。滑走路誘導灯の使命を果たすために、周辺環境に全く調和しない朱色を身にまとい、うねる地形を完全に無視し、二重の立ち入り防止フェンスで囲っている。つ…
昨日の東京港臨海大橋。アプローチも含め、だいぶ大きくなってきたね。ときどき様子を見に来ないと、うっかり完成してしまいそうな勢いだ。
先日鹿島港の遊覧船から見たグローバル・エンデバー号の船体は衝撃的だった。なにしろ視界がすべて赤で埋め尽くされたのだ。信じられないくらい巨大な面が赤で塗られているんだよ。興奮しないほうがおかしいよね。目が慣れてくると、そこにはいろんな種類の…
こういうのって興奮する。僕だけじゃないよね、きっと。
阪神淡路大震災以降、橋梁も含めてあらゆる構造物の耐震設計が見直され、要求水準がぐっと引き上げられた。当然それ以前の基準で作った構造物との整合が取れないので、無理をしてでも補修補強をして対処せざるを得ないわけだ。そうしたひずみの中で落橋防止…
鉄道高架下が本来の目的から離れて住宅や店舗などに利用されているいわば高架下建築は、建築と土木が予期せず接触し、その結果のひずみが何もなかったかのように表出されるという、とてもエキサイティングな物件だ。土木構造物のスーパースケールと、建築の…