はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

都市渓谷の仮橋

昨晩はボート・ピープル・アソシエーション(BPA)主催の「神田川トワイライトクルーズ」に参加させていただいた。BPAのクルーズには、もう数え切れないくらい参加しているのだけど(たとえば御茶ノ水キャニオン、ナイトクルーズ、水上からの視線、工場クル…

風を受けるフォーメーション

天塩町からわずかに北にあるオトンルイ風力発電所。うねる丘陵に合わせて設置されている宗谷岬ウインドファームとは、全く異なる配置である。あちらもすごいが、こちらもすごい。いずれにしても日本離れしている眺めだね。 ずいぶん前のことになるが、以前勤…

一点透視の新幹線駅

先日参加した「大人の社会派ツアー:第1章 セメントの道」の集合場所には、山口宇部空港や宇部市内など、様々なピックアップポイントが設定されていた。もともと前日入りするつもりだった僕は、宿泊地や行程などを深く考えることなく、リストの最後にあった…

セメントツアー

山口の宇部・美祢・山陽小野田エリアで開催されている産業観光バスツアー「大人の社会派ツアー:第1章 セメントの道」に参加した。このツアーは僕らが千葉を舞台に企画したモニターツアー(読売新聞の記事)と同時期に開始されたものだと記憶しているが、し…

可視化された公平性

明治の終わりに発明され、昭和初期にかけて全国に普及した「円筒分水工」は、それぞれの農地に対して、水を公平に分配するための画期的な施設だった。 円筒の中心に水をサイフォンで噴出させて、外側を取り囲む壁の穴を越流させ、その際に分配比率に合わせて…

モノ道ハイブリッド

北九州で見た高速道路の高架橋の桁下をモノレールが悠々と行き来する様は、信じられない気持ちを通り越して、非常に興奮した。管理者が腹をくくってその気になれば、このような未来都市が実現できるという事実を目の当たりにした。これが30年近く前の姿なん…

ピカピカ高炉

ようやく北九州市にある「東田第一高炉史跡広場」に行ってきた。日本の製鉄黎明期を支えた高炉が、記念碑として保存されている希有な事例である。 以前よりこの存在は知っていたのだが、いまひとつ見に行く気になれなかった。なぜなら、すべてがきれいに塗装…

錯綜する材料

やっぱりそうきたか。 千代田線の国会議事堂前駅はしばらくの間、鋼製セグメントによる素敵な空間を見せてくれていたのだが、たいへん残念な状態になってしまった。気軽にシールドトンネルの素敵さを味わうことができるスポットとして、過去3回ほど開催した…

砂防の十種盛り合わせ

先月の前半、長野県小谷(おたり)村で開催された「ドボクアート砂防ダム巡りバスツアー」に参加した。これがとんでもなくキレキレのツアーでびびった。ここでしか体験できないというご当地プレミア感が満載で、すっかり興奮しまくり。そのツアーの模様は、…

赤ラインのダム

札幌の治水と利水の要である豊平峡(ほうへいきょう)ダム。今回の札幌出張に合わせて、強引にスケジュールに放り込んだところ、すでに様々な弊害を引き起こしつつある。やばいなーと思いつつも、現実逃避のためにとりあえずブログをしたためることにした。 …

トンネルフレーム

前回に引き続き、トンネルの風景を。 北陸自動車道を富山方面から東に進み糸魚川ICに近づくと、トンネル出口にセメント工場が見事にフレームインする。フォッサマグナの西縁に位置する姫川を跨ぐという情報も付加されて、様々なマニアが反応するであろう魅力…