2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
コンビナートの夜景は、都市のそれと趣がだいぶ異なる。光源の不規則な配置に加えて、光源が露出していることに由来するのだろう。直接光はコントラストが強く、シャープできらびやかな印象を与えることになる。窓や道路などからなる都市の夜景は、基本的に…
亀久橋はディテールもすてき。橋門工の緩やかな曲線はスクエアなフォルムを引き立てているし、穴に配置された装飾もくどくならない程度に効いている。接合部の鋼板が円弧になっていたり、2色で塗り分けられているのもかなりしゃれている。それに、親柱や高…
門前仲町の近所にある1929年(昭和4年)竣工のワーレントラス、亀久橋。トラス橋の端部はふつう斜めの部材になるのだけども、この橋は鉛直になっている。このためびっくりするくらい四角いフォルムなのだ。ほかではなかなかお目にかかれない。クールでシャー…
この形態でレンガ風の表面処理にするという発想が斬新。しかも丁寧につくられている。がんばってデザインを詰めている間に、道に迷ってしまったのだろうか。あるいは、ジャッジをする側が調子に乗ってしまったのだろうか。いろいろ考えてしまう。
過日、外輪太郎さんにご案内いただいた水路行でのひとつのハイライトがこのトラス。やけに鈍重なポニートラスの道路橋が、上空に架かる鉄道橋の桁に喰われ踏みつけられている。その様子は極めて生々しく、まるで虐待を受けているかのような光景。なんかもう…
原料ヤードでは、バケットホイールと呼ばれるぐるぐる回る巨大なバケツによって鉄鉱石などを掻き取っている。肩に当てると、こりがほぐれそうだな。
一言で鉄鉱石と言っても、その成分は産地によって異なる。成分が異なれば、見た目の色も違う。原料ヤードに築かれた色とりどりの山は、意図されたわけではないはずなのに、美しいね。
いったいどうしてこんなことになったんだろう。
佐原で水郷クルーズを楽しんでいたら、だしぬけに素っ頓狂なカラーリングの閘門があらわれてびっくりした。どうやらこの地域で有名なアヤメを模したようだ。天然色を均一に塗ると、すごいことになるんだね。この日は点検中のため通行できなかったことが残念。
先日、霞ヶ浦と利根川をつなぐ運河にある横利根閘門を船で通る機会をいただいた。この閘門、大正10年(1921年)に完成とのこと。90歳になろうとしているのに、今も現役でがんばっている。煉瓦造りのその風体は、まさに威風堂々。上下流両側の水圧に対応でき…
レインボーブリッジには、桁をくまなく点検するための自走式ゴンドラが設置されている。遠景からはあんまり意識することがなかったんだけど、船で近くに寄ってみると、その合体ロボのような存在感に目を奪われた。吊橋の美しさを損なっているかもしれないけ…