はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

大通比較

先週末はずっと名古屋にいた。ちょっと体調というか気分が悪かったので、仕事をさぼって久屋大通公園でも散歩してみようと思い立った。 久屋大通は幅が100mくらいで両側が道路、中央が公園になっている断面構成から、札幌の大通公園にそっくりなんだろうなと…

最強スナック

“ハートチップル”というスナック菓子がある。こいつは強烈なニンニク臭を放つ危険なスナックである。子供の頃、一度に大量に食べてしまい、腹を壊したことがあった。それでもやめることができない魅惑のスナックである。かつては街の商店に流通していたが、…

滑走路の部品

富津に東京港臨海大橋のトラス桁を見に行ったとき、羽田空港の滑走路を見つけた。コレと同じものだね。残念ながら近寄れるいい視点場はなかったけど、ちょうどフローティングクレーンが稼動していたので、わくわくしながら眺めていた。富津は東京湾岸インフ…

さよならクレーン

函館山とか五稜郭とか赤レンガ倉庫とか、函館のシンボルはたくさんあるけど、函館どつくのゴライアスクレーンも市民に愛されていた。その撤去が昨日から始まった。 ■北海道新聞「さらば函館港の顔 大型クレーン撤去開始」 保存を求める市民運動もあったらし…

地下水門

都営新宿線の馬喰横山駅と都営浅草線の東日本橋駅を結ぶ地下連絡通路を通っていたら、なにやら不思議な鉄板に出くわした。防火壁にしてはやけに頑丈そうにできている。ヒンジは巨大だし、厚さもかなりありそうだ。 なんだろうと思ってしばらく考えながら周囲…

首都高本

土木技術のすばらしさを伝える画期的な本が出版された。その名も「首都高をゆく」。以下、裏表紙より抜粋。 日本の首都・東京に網の目のように張り巡らされている首都高速道路。今年で創立50周年を迎えるこの道路は、空間的・時間的制約をビックリ仰天の技術…

地下のワッフル

東京メトロ千代田線の国会議事堂前駅のホームは、シールドトンネルである上に緩やかに湾曲している。チューブ感満載で、かなりかっこいい。それが現在、さらにすてきなことになっている。補修工事中のために内装パネルが剥がされ、鋼製セグメントがむき出し…

巨大恐竜の組立現場

お台場でとんでもないものがつくられていることは、知っていた。tamura38さんやzaikabouさんのエントリがとても参考になる。 ■東京エスカレーター「お台場の本気の港で建造中のすごい構造物」 ■日毎に敵と懶惰に戦う「レインボーブリッジを歩いてお台場へ、…

黒門

いくら両国だからって、この装飾はストレート過ぎなんじゃないか。 でも、黒く塗られたゲートはかっこいい。

床版だけ高架橋

首都高には面白い構造物がいっぱいある。 ふつう高架橋には桁があるんだけど、ここではそれが一瞬スカッと途切れている。橋を見慣れてしまった自分にとって、桁がなくてRC床版しかないのは、極めて短いスパンとは言っても、ものすごく不自然で不安を感じる…

コンクリートのトラス

トラス橋は鋼製があたりまえ。鋼材は引張力にも強いし、軽くて組み立てやすいもんね。複雑な形状になるトラス構造は、鋼でつくるものだ。 そう思い込んでいたので、この鉄筋コンクリート製のプラットトラス桁を見たときには、かなりびっくりした。名前は龍閑…

川の上の街

先週末、東京下町に展開していた運河の跡を巡り歩くというツアーに参加してきた。浜町川の跡地を歩いていたとき、あしたのジョーの冒頭に出てくるドヤ街のような、味わい深いたたずまいの長屋群があった。そして、とても幸運なことに、住人の方にお話を伺う…