はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

魅惑の四叉路

あまり四叉路という言葉は聞き慣れないが、まあ十字に交わる交差点のことが一般的だよね。でも、世の中にはひとつの道が3つに分かれる四叉路もある。というか、僕は写真の現場を見て、こんな分かれ方もあるのか!とびっくりした。 ルクセンブルク市内にある…

川の流れ

ハフィントンポストに「なぜ川は、曲がって流れているの?アニメで解説【動画】」という興味深い記事があった。川が蛇行するメカニズムをわかりやすく解説している動画の紹介記事だ。 この動画を見て、今年の正月にシベリア上空で見た川を思い出した。ぐねぐ…

鉄細工

エッフェル塔をつくったエッフェル社が施工し、エッフェル社をつくったエッフェル本人が設計したとされるガラビ橋。先日その写真を久しぶりに眺めて、うっとりしながらため息をついた。この鉄道橋は、鉄が夢の新素材だった時代の1884年に開通して、いまもな…

意図せぬ鳥撮り

千葉港では現在、毎週日曜日の夕方に『工場散歩人がご案内する「千葉港サンセット&工場夜景クルーズ」』が開催されている。思い起こせば、2007年に実施したプロジェクトの中でほぼ同様のコンセプトとコースでテストクルーズを実施した。それに参加していた…

本当に純粋な階段

現在千葉市美術館で行われている『赤瀬川原平の芸術原論展』(会期:2014年10月28日~ 12月23日、オフィシャルサイト:こちら)は、必ず行くべき展覧会だよ。開催の「前日」に訃報に接したときは、そのニュースすら作品の一部なのでは?と思ってしまったが、…

空飛ぶ地下鉄

僕の勝手な「セーヌ川の架かる橋梁」ランキングでは、メトロ6号線と歩車道のダブルデッキ橋である「ビル・アケム橋」がいつもトップ争いをしている。1905年につくられた鋼アーチ橋の上に、鉄道の鋼ラーメン桟橋が乗っかっているのだ。その直下にある自転車道…

メリハリのある炭鉱

かつて石炭を産出していたベルギーのヘンクという街には、カンファレンス、カルチャーセンター、デザイン系専門学校、映画館などの複合施設である「C-mine」がある。もちろん、もともとの炭鉱施設を利用した炭鉱関連の資料館も併設されている。以前にはここ…

見方を変えるトレーニング法

ものの見方を変えるという行為は、様々な場面でとても重要になる。何かをデザインするときや、アイデアを生み出すときなどはもちろん、見方を変えることによって気分を高めたり、生活を楽んだりすることだってできる。吸収力が高い若い方々に向けて、僕は折…