はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

ラッピングX字歩道橋

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X字の横断歩道橋もそれなりに珍しいが、それが補修工事の足場で半分だけラッピングされているとなると、見に行かないわけにはいかない。しかも、近所だし。この交差点は夜に車で頻繁に通るので、気になってはいた。昼間にちゃんと見に行かねばと常々思っていたところ、旧知の方から詳細に見てきたよというご報告をいただいたので、焦りとともに訪問の機会を伺っていた。そして本日、家での仕事に行き詰って気分転換すべく散歩すべく、ようやく訪れた。

交差点の上空にある異様な物体は、やはりすごい存在感。桁や階段や信号機を飲み込む凶悪さを感じる。囲われているのが半分だけなので、その印象がより強化される。残念ながら足場の中は通行できない。昇降部をなんで魅力的な風合いの木の板で囲っているのかはわからないけど、不思議なアトラクション感が漂っていた。うっかり中に入りたい欲求に駆られたが、グッとこらえた。

更新履歴

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あるビルの壁面に、さまざまなパイプ、ケーブル、換気口、窓などの設備が複雑に入り組んでいる。その縦横無尽でアクロバティックな様子を眺めていると、それぞれの登場人物が、お互いに文句を言いながらも、尊重しつつ、共存しているように思う。そして、自由さや快活さ獲得しているように感じて、ときめいてしまう。

しかし、実際のところは制約だらけの状況、たとえば、各種法令の変更、設備の更新、テナントの業態変化、隣地建物の消失などの理由が背景にあるのだろうね。どのように更新されてきたのかを追いかけたくなるな。

地表と地下のレイヤー

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昨日、自動車に支配された地上のレイヤーと、そこから追いやられた歩行者のレイヤーについて、ものすごくぼんやりと考えていた。

きっかけは、札幌の地下。ここは歩行者が追いやられたわけではなく、積雪寒冷地ならではの解決策なんだよなあと思ったところで、別のビジュアルイメージが湧き出てきた。あれ?なんだこの既視感、レンガっぽいタイルと曲線的な壁面が印象的だなあ、なんて思いつつ、どこで見た光景なのかは思い出せなかった。

そのことを今、突然思い出した。あ、そうだ、浜松だ。

そしてアルバムを遡り、2007年のところから、ようやく見つけた。この時の出張の目的はぜんぜん違うものだったので、別の記憶の引き出しに入っていたようだ。あまり多くない写真を眺めながら猛烈に再訪したくなっているのだが、もうしばらくは我慢しておこうかね。