2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
森ビルが上海に立てた超高層ビルの「上海ヒルズ」が、いよいよ開業したというニュースがあった。この写真は、2年前にお隣のビルから見た施工中の様子。八角形の断面形状からも、ちょっと変わったフォルムであることが伺える。これに限らず、上海の高層ビル…
数年前に韓国の観光地で見かけた歩道橋。なんだか違和感が色濃く漂っている。よく見ると、主塔やケーブルが全くの飾り物。おそらく、こういうことだったんだろう。 「ここの歩道橋は絵葉書になるような橋にしたいなぁ」「だったら、吊橋だよ」「でも、わざわ…
週末にサンドドレーン船を見て、半年ほど前にも同じような船を見た記憶が蘇ってきた。そこで、そのときの写真を引っ張り出して見比べてみた。よくよく見てみると、ディテールが異なっている。ネット上でイメージ検索してみると、こちらの方はどうやらサンド…
今日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるGOOD DESIGN EXPO 2008に早速行ってきた。グッドデザイン賞のノミネート作品が一挙公開されるイベントだ。土木分野からは、首都高中央環状線の換気塔とか、代々木パーキングエリアとかが出展されていた。徐々に…
北海道のとある田舎道。ここには本州ではあまり見られない道路作工物がある。車道の縁端部を示す赤白の矢印、通称・矢羽根(やばね)、正式名称・視線誘導柱。 もともとは除雪作業の範囲を示すためのものとしてどこかのメーカーが開発したものらしいが、結果…
巨大なタンカーの甲板から海面に向かって吊り下げられているはしご。ところどころに突き出しているアウトリガーみたいな棒によって、くるくる回るのを防いでいるのだろう。プリミティブな工夫だけど、効果は高そう。ローテクはなごむね。
東関道と外環を結ぶ高谷ジャンクションの建設が、かなり進んでいる。いくつもの鋼箱桁が空中で交錯するわけだが、ずいぶん思い切った塗装色が使われている。高彩度の水色。自分だったら、怖くて使えない色だ。 かつて橋梁の色彩計画をいくつもやらせてもらっ…
首都高湾岸線の浦安近辺を走っていると、唐突に巨大なラブホテルが出現する。いまどきこんな装飾のラブホは珍しいなぁなんて思っていたら、ネズミの国の新しいホテルだった。 かの国の中で完結していれば、なんの違和感もない装飾だと思う。非日常の、魔法の…
春にリニューアルオープンした首都高の代々木PAに寄ってみた。 2Fの休憩スペースは、とても心地よい空間だと感じた。南側には大きな窓が設けられており、程よい開放感がある。そこからは、正面に明治神宮の森を、手前にダイナミックな線形の首都高4号線…
今日はとてもうれしいメールをいただいた。以前勤めていた会社の友人から、以前関わらせてもらった橋梁の架設現場の様子を、写真付きで送ってくれたのだ。うれしくて、何度も写真を見返してしまった。ちなみにこの写真は、橋桁の断面の様子。一風変わった断…
御茶ノ水の聖橋から見える風景は、昔から好きだった。思い起こせば中学生の頃から御茶ノ水の楽器店と秋葉原の電気街を目当てに、このあたりをうろついていた。この風景は自分の中に、大都会のイメージとしてしっかり刻まれている。 当時は都市や地形やインフ…
函館の水がめ、笹流ダム。コンクリートが貴重だった大正の頃、材料費を抑えるために、えらく手間がかかるバットレスという構造形式が用いられた。そのため、まるで建築物のファサードような独特の表情が生まれている。でも、もとの姿はそれぞれの部材が細く…