2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
最近、自分はかなりのパイプ好きであることを自覚しはじめた。あるとき、工場の眺めの何が好きかと問われた場面で、悩んだあげくにうっかり「パイプ感」と言ってしまったのだ。でも、世の中にはもっとパイプを愛している人がいる。たとえば、映画監督のテリ…
東京の丸ビルと新丸ビルの間にある、昨年できた地下道。 その眺めは現実を通り越して、もはや、CGのようだ。ここにいると、バーチャル空間の中に身を置いているような気分を味わえる。SFも身近になったもんだ。 ふと気づくと、CGはどこまで現実を再現…
先週末、土木学会デザイン賞の授賞式および受賞者プレゼンテーションに行ってきた。今年の最優秀賞は、岡山の苫田ダムとその周辺の整備、札幌のモエレ沼公園、山形の金山町の街並み整備。バリエーションが豊富。どれも最優秀にふさわしく、納得行くどころか…
首都高は面白いことがたくさんある。お正月やお盆に首都高をグルグル運転するのは以前からやっていたことだけど(もちろん安全なスピードで)、最近は外側から眺めることも楽しくなってきた。この前も、唖然とする高架橋を目にした。やけに薄暗くて閉塞的だ…
橋に排水管を設置しないで済ませる方法のひとつに、橋面排水がある。早い話が、路上に側溝を設けるようなもの。橋の姿を台無しにする排水管を付けなくて済むので、たいへんいい方法だと思うのだが、それほど普及していない。おそらく、機能性や初期コストや…
上海の街を高速道路から見下ろしたとき、既視感というか、なんとなく懐かしさを覚えた。そのときはわからなかったんだけど、しばらくしてからふと思い出した。昔の未来、そう、小松崎茂の世界だ。かつて少年だった大人は、必ず目にしたことがあるはず。改め…
先日、ドボク・エンタテインメント界をリードする方々の秘密集会に参加させていただいた。現在ネットや出版物で活躍されているドエン系の方々が、ほとんどいらっしゃったのではないだろうか。あれだけの人材が一同に会するというのは、希有な出来事。刺激に…
小樽の水がめ、奥沢水源池にはすてきな水の階段がある。堤体は普通のアースダムなんだけど、この階段式溢流路は緩やかにカーブしながら扇状に幅を広げて、周囲の樹林とともに美しい落水の表情を魅せてくれる。 大正3年(1914年)につくられて、いまも現役。…