2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
JR御茶ノ水駅のホームから見えるコンクリートアーチ橋、聖橋。震災復興橋梁として、昭和2年(1927年)につくられた。建築家の山田守の手による威風堂々とした姿の良さもさることながら、ホームが絶好の視点場になっているというシチュエーションがたまら…
JR御茶ノ水駅のホームの一部は面白いことになっていて、昔から気になっている。ホームの真ん中に分厚い壁があって、そこには高さおよそ1.5mほどのアーチ状の穴が連続的に空いているのだ。その上部には注意を喚起するための黒黄の縞模様が四角く描かれてい…
先日書いた陸の水門の端部には、かわいらしい階段があった。緊急時に水門が閉じた際には、この階段で脱出せよと言うことなのだろう。防潮という巨大スケールのシステムの一部なのに、妙に間が抜けているところがすてきだ。水門らしく手すりが黄色に塗られて…
日曜日は武蔵野美術大学で開講された「ドボク・サミット」を聴講してきた。「恋する水門」の佐藤淳一さんのコーディネートにより、「工場萌え」の石井哲さん、「団地の見究」「ジャンクション」などの大山顕さん、「ダム」「ダム2」の萩原雅紀さん、「東京…
日の出桟橋で水上バスを降りて浜松町の方向に歩いていくと、黄緑色の物体が唐突に現れる。よく見ると、下にレールがついていることから、この先の道路を閉ざすゲートであることがわかる。でも、普通のゲートにしては厚さが尋常ではないし、中途半端に低い。 …
レインボーブリッジの主塔にはいろんな造形的工夫が盛り込まれている。たとえば、曲線や曲面が取り入れられていること。このことは、鋼材で構成されている構造物としては珍しい部類と言える。 その造形の考え方は明快。1枚の板をパンチアウトした「引き算」…
ピッツバーグで見かけた吊橋。1926年に建設されたことが銘板に記されていた。かつてこの街が製鉄で栄えていた頃につくられた物件だと思う。 その主塔の造形は、アールデコの匂いがプンプンする。梁部は単に2本の柱を結びつけるのではなく、放物線と直線によ…
羽田空港では現在、新たなD滑走路を沖合に建設中。その滑走路の一部は、ジャケット構造と呼ばれる方式で建設されている。もともとの意味は服のジャケットと同じで、杭に鋼製トラスの構造体をかぶせることから名付けられたんだそうな。鋼製ジャケットなんて…
先週末、第2回水門ツアー「荒川ロックゲートでお腹いっぱい」に参加させていただいた。第1回と同様、「恋する水門」の佐藤さんと壁鑑賞の第一人者の杉浦さんがツアーコンダクターをしてくださった。あいにくの雨模様で気温も低かったのだが、気持ちはアツ…