はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

工場鑑賞ツアー

千葉県が主催する『工場鑑賞ツアー』モニターの募集が、いよいよ開始された。千葉のウォーターフロントの支配者として君臨する京葉臨海コンビナートを、外から内まで、朝から夜まで、じっくり眺めて味わいつくそうという、一風変わった産業観光プログラムだ…

正当な意地悪

ジェットコースターを構造物として眺めてみても、結構面白い。力の流れが明確に形に現れていたりする。複雑な取り合いをうまく収めていたりする。それはそうと、眺めたり乗ったりする以上に、ジェットコースターのデザインって面白そう。きっと、経験による…

純粋地下街(2)

前のエントリの続き。 韓国にはどこにもつながっていない「純粋地下街」がいくつか存在している。日本では、ほぼ全ての地下街が鉄道駅に接続しているというのに。 韓国で最初の地下商店街がソウル市庁前に開業したのが1967年。最初の地下鉄1号線が開通した…

純粋地下街(1)

地下街については、10+1のウェブサイトに「地下設計製図資料集成」というフィールドワーク記録集がある。何かとわかりにくい地下空間を理解するための手がかりとなる、とても面白い地下論考がたくさん綴られている。 その中で、日本で最初に建設された神…

蛇の橋

縦断や横断が大きく変化する橋梁は、施工がとても難しいと聞く。この橋をつくった施工者の方々のご苦労を称えたい。しかし、そんな感情もねじれた形になってしまう。こんな大胆な線形の橋は、そうそうお目にかかれない。ものごとの本質を見失ない、エンジニ…

チバ・シティ

「港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。」サイバーパンクの決定版として名高いウィリアム・ギブスンの小説『ニューロマンサー』の冒頭には、こんな風に千葉港の情景が描かれている。この小説が書かれた80年代の前半、工業地帯はまさに…

自然な拒否反応

フランスの文人であるモーパッサンは晩年、1889年のパリ万博に際して建設されたエッフェル塔の中にあるレストランに、足しげく通っていたそうだ。その理由は「ここなら、あの忌々しい巨大な骸骨が目に入らない」からなんだと。美しいパリの街の景観を損なう…