はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

私的ドボク大賞2009


今年はのっけから体調を崩してしまい、あらゆる面で自信を失った絶不調の年だったのだが、幸いなことにドボクものはたくさん見て回ることができた。
その中で心に残ったものをノミネートしてみる。池尻大橋のコンクリートコロッセオ、蘇我の解体中高炉、鹿島港のモノリス、千葉の地下のできかけチューブ、ダム界のセントアンドリュースオーガスタ、東京湾に出現した巨大恐竜、羽田沖につくられている広大な人工地盤、東金の夜中の一括架設、とりあえずはこんなところかな。忘れてるのもありそうだが。
どれかひとつ選ぶとすると、悩ましい。いろいろと思うところはあるが、スケールのデカさや技術の繊細さといった点で、東京港臨海大橋の一連の架設を私的ドボク大賞としよう。これはハンパなくカッコよかった。びっくりしすぎて腰が抜けた。
そんなわけで、こんなマニアックでニッチなブログをご覧になってくださいましたみなさま、本年もありがとうございました。本厄となる来年も、元気があれば淡々と続けたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。できればいきのいいドボク情報をお寄せいただけると幸いです。では、良いお年を。