はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

台湾紀行


先週は台湾第三の都市である台中市に1週間ほど滞在した。日本は真冬のような寒さだったらしいが、台中は真夏の陽気だった。体が夏モードになっていなかったようで、夜に街中を10分ほど歩いただけで、尋常ではない量の汗が噴き出した。ダイエットにでもなればいいのだが、毎晩おいしいご飯を腹一杯食べたため、かなり体重が増加して帰ってきた。
最終日は首都である台北に宿泊して観光気分を味わった。有名な士林夜市にほど近いホテルに泊まったのだが、そこはビジネスホテルとラブホテルを足して2で割ったような雰囲気だった。なんだかブレードランナーに出てくるような場末感が味わえて、かなり満足したよ。暗いエントランスにはゴミが散乱していて、通路の一番奥にあるエレベーターで8階まで上がったところにようやくフロントがある。昼頃に到着したので、とりあえず荷物を預けてチェックインの時刻を尋ねると、夜9時を過ぎると言う。事情がよく飲み込めないでいたのだが、どうやら休憩利用もあるようだね。そんなこんなで時間はたっぷりできたので、あてもなくのんびりと街中をさまよった。
写真はその散歩中に見かけた壁。壁の杉浦さんのまねをして撮ってみた。なかなかまねにならないけど。おそらくガスメーターが取り外されて、パイプだけがそのまま放置されているのだろう。水色の背景と黄色のパイプのコントラストが楽しい。