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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

時の刻み方


マーストリヒトにある古い教会をリノベーションした書店。教会特有の雰囲気と書店特有の雰囲気が絶妙に調和していて、すごく豊かな気分になれる。3層になった書架にはたっぷり書籍があるし、奥にはカフェもあるし、一日中ここにいたくなる。日本語の本はなさそうだったので、それほど長居できないのが実情だけどね。
これまでリノベーションに関して明確な興味を持っていたわけではないのだけど、ヨーロッパに来てからその面白さを日増しに感じている。かたくなに昔ながらの価値を守ったり、より価値を向上させてみたり、異なる価値へ転換してみたり、まあいろんなコンセプトの物件があるけれど、時を重ねることにより生まれる価値を、嫌みや押しつけがましさを感じさせずに上手に取り込んでいるものがすごく多いように思う。
日本とは環境条件が違いすぎるので、ヨーロッパのリノベーション手法がそっくりそのまま日本で展開できるとは思わないけど、多くの方々がおっしゃっるように、様々な面で時間のとらえ方を見直していく必要性は強く感じるわな。つくり手も、つかい手も。