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はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

イタリア雑感

メモ


ミラノに来てから2ヶ月が経ち、いよいよ明日が帰国日となった。一昨年の10月から1年間、オランダのアイントホーフェンで暮らして海外生活に慣れたこともあり、仕事や生活で大きなトラブルもなく、とてもスムーズだったと言える。まあ仕事とは言っても日本にいるときに比べるとはるかに負担が少なく、はるかに楽しいものだけどね。
正直なところ、ここに来る前まではイタリアにはそれほど興味がなく、明確なイメージや憧れがあったわけではない。なんとなく、二千年以上の重みがある文化に支えられた芸術やデザインの先進国という程度の認識。たとえ表層であっても一般知識として体験おいた方がよいのではないかというくらいの気持ちだった。
しかし異文化の場所で実際に暮らしてみると、当然と言えば当然だが、極めて刺激的で面白い。もちろんイタリアという国やミラノという街が大好きになった。イタリア人の明るさや人なつっこさや緩さやいい加減さには、何度も救われた感がある。まあ閉口することもしばしばあったけどね。たぶん1年くらい暮らしたら、ラテン的ゆるさにイライラしたと思う。やはり個人的にはオランダの方がマッチしているのかな。
それにしても、できるだけ一般生活者の感覚に迫りたいと思っていたのだけど、所詮は一時的な闖入者。言葉も不自由だし、なかなか真実に近寄れるものではない。いろいろ見聞きするうちに、個人的には旅行者の立場で十分かなと思ったりもした。
ともかくこの2ヶ月間にもいろいろと見聞を広めることができた。このような素晴らしい機会をいただけたことを感謝する次第。ここで得た経験をどうやって世間様にフィードバックしていくかが悩みどころだけど。