はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

迷宮の成り立ち

都市内の地下連絡通路には、ちょっとした折れ曲がりや高低差がたくさんある。なんでなのか、考えてみた。 ひとつは、深度が浅い地下通路は、主に道路などの公共用地の下につくられること。ゆえに、その平面形状や縦断形状は地表の道路形状によって規定される…

アーチ裏アート

以前のエントリでも紹介した壁鑑賞の達人である杉浦さんと一緒に、JR総武線の高架下建築鑑賞ツアーをしてきた。 なにかと刺激に満ちたツアーだったが、とりわけ面白かったのがコンクリートアーチの補修跡。モンドリアンを彷彿させる巨大な天井画がそこにあ…

工場観戦スタジアム

当方、Jリーグには全く疎い。千葉に住んでいるのだけど、これまでジェフ・ユナイテッドの観戦をしたことがない。しかし、そのうちホーム・スタジアムのフクダ電子アリーナへ観戦に行こうと思う。 なぜなら、JFEスチール東日本製鉄所の工場景観が鑑賞でき…

良い景観

先日、朝日を受けて赤く染まる富士山を見た。当然のごとく、その荘厳な景観に感激した。 おそらく、日本人の誰もが富士山を中心とする景観は「良い」と感じるだろう。もっと広げて言えば、人間の手があまり入っていない自然の景観は「良い」と決めつけて良い…

解決方法の探索

シュトゥットガルトにある、公園と住宅地を結ぶ歩道橋。コチラでも紹介した、J.シュライヒの設計。まるで樹木のように上方に拡がった、細く赤い橋脚が目を引く。気分としては、5径間の橋だが、見方によっては17径間とも言える。ここがキモ。 シュライヒは…

土木と建築の融合

JR総武線の浅草橋駅近辺はとても面白い。この物件は、土木構造物に建築物が埋め込まれているようにも見えるけど、建築物が土木構造物を飲み込んでいるようにも見える。建築と土木が戦いを繰り広げながら、見事に融合している。この近辺にはこうした物件が…

原油の眺め

「原油」という言葉は、新聞やTVのニュースに毎日のように登場する。経済に与える影響が甚大だから、みんな極めて敏感になる。なので、なんとなく知ってるつもりになりやすい。でも本当は、よく知らないと思う。なにしろ、生の原油に触れる機会なんて、な…

原初の橋

たとえ小さな澪筋であっても、土地を此岸と彼岸に分断するには十分だ。 かつて、偶然の倒木を人が渡り、道が生まれ、交流が生まれ、摩擦が生まれ、文化が生まれた。 ・・・のかもしれない。

ドボク・エンタテインメント

ついに、「あの」ジャンルの名称が決定したそうな。これ、かなり画期的。 当方としても、勝手に応援させてもらうことにする。 参考:Das Otterhaus、「住宅都市整理公団」別棟、身辺メモとりあえず、個人的に「ドボク・エンタテインメント」に属するかなと思…

携帯地図

昨年末、PDAを換えようと急に思い立った。これまで使っていたソニー製のPDAのバッテリーが弱ってきたためだ。いや、実は単純に飽きたからだ。入手したのは、ヒューレット・パッカードのiPAQ rx5965 Travel Companionという機種。選択の決め手は、GPSを内蔵し…