はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

2枚の黒門


先日、霞ヶ浦と利根川をつなぐ運河にある横利根閘門を船で通る機会をいただいた。この閘門、大正10年(1921年)に完成とのこと。90歳になろうとしているのに、今も現役でがんばっている。煉瓦造りのその風体は、まさに威風堂々。上下流両側の水圧に対応できる2枚の黒いゲートが観音開きに動く様は圧巻だったよ。ちなみにこのときの閘門クルーズの様子は、デイリーポータルZ「こうもんざんまい」を参照してくだされ。大小4つの閘門を通ることができて、ほんと楽しかった。