浅草橋駅付近の鉄道高架下建築。瓦を乗せた庇とか、白い板柵で囲った植え込みとか、郵便受けとか、ちょっとしたところがしっかり住宅の風情になっている。ところが、壁面には高架橋のハンチ(柱と梁の接合部にある斜めの部材)に沿って、盛大にヒビ割れが発生している。がんばって建築を装ってみたものの、骨格となっている土木からは逃れられなかったということか。
追記(4月25日):DPZに大山さんの記事が! → 高架下建築を鑑賞する
ご本人からわざわざ連絡をいただいた。ありがたいことです。高架下建築に興味を持っている人は、世の中にたくさんいるのだ。実にめでたいことだ。ついでに、これまでの高架下建築シリーズをまとめておこう。
土木の呪縛、偽装表記、アーチ裏アート、土木と建築の融合、住む橋、拡大コピー