はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

アルミ製木材


川沿いを歩いていると橋があった。近づくにつれ、欄干に違和感が。カタチは間違いなくアルミ製の高欄兼用車両用防護柵だが、ちょっと様子がおかしい。よくあるプリント偽装か、やだねぇと鼻で笑って通り過ぎようとしたのだが、そんなもんじゃなかった。思わず振り返って二度見した。端部には年輪が刻まれ、木目は微妙に揺らいでいて自然な風合い。よくよく観察してみると、どうやらご丁寧に直接ペイントしているようだ。ここまでやれば立派なもんだと妙に感心してしまったよ。