はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

塗り分けの怪


先日記載したように、三郷ジャンクションの桁のほとんどはびっくりするほど彩度の高い朱色で塗られているのだが、ほんの一部の桁はなぜかグレーに近い淡い黄緑で塗られている。その部分は後から拡幅しているようで、もともとの派手な色の箱桁を包み込むように、地味な色の箱桁が両側からサンドイッチしている。
常識的に考えれば、新しい桁も古い桁と同じ色にするところだ。だってひとつの橋になるのだから。いったいなんで性質が180度違う色を用いたのだろうか。もしかすると、新しい桁や塗り替えの時に新色の地味な色をつかって、30年くらいかけてゆっくりジャンクション全体の色を変えていこうとしているのかな。