はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

非ダッチデザイン


アムステルダムの自転車道に架かる自碇式吊橋のnesciobrug。緩やかなカーブの線形や、断面形状が連続的に変化する鋼箱桁や、シンプルな各部のおさまりなどがすごく素直できれい。流麗で繊細で洗練された印象を受ける。つまり、オランダらしくない。ダッチデザインは、どことなく朴訥で田舎っぽくて、どこかにぎょっとする違和感を抱かせて、ちょっとひねくれているものであってほしいと思うのは、僕だけだろうか。