1年間のオランダ滞在を終えて帰国してから、あっという間に2ヶ月弱が経過した。オランダのゆったりした生活スタイルと日本の現実とのギャップや、本来の仕事の仕方をすっかり忘れてしまっていたことなどによって、毎日が自転車操業の慌ただしさに埋没してしまった。日本の生活ってたいへんだと思いつつ、オランダ滞在のことが早くも遠い記憶になりかかってしまい、危惧を抱いていた。
そんな最中に、とてもありがたいことに、千葉、東京、札幌とほうぼうで「欧州ドボクデザイン紀行報告会」をさせていただいた。まあ内容はこのブログに記載してきたような、こんなすごいの見て来ちゃったよ、という自慢話的旅行記なんだけど。開催は様々な主催者のもとで計5回にも及んだのだけど、それぞれの対象が学生、専門家、好事家など、大きく異なっていたために、話す側としてもまったく飽きることがなかった。だって食いつくポイントが毎回違うんだもの。
海外の諸体験がフレッシュなうちに、このように何らかの形でとりあえずアウトプットできたことは、今後の自分の思考にも役に立つであろう。まとめておかなきゃなと本気で思えるようになったことは、十分な収穫だ。
なんでこんなまとめ的なことを書いているかというと、またしても海外滞在の機会をいただいたから。前回のオランダ滞在の時に一瞬しか足を踏み入れていないイタリアに2ヶ月間。立て続けにこんなラッキーな機会をいただくなんて、僕の人生ではもう二度とないだろうね。しかも厄年なのに。
財政がやばいことになっている歴史文化の香り高きラテンの国での2ヶ月間、いったいどうなることだろう。
以下、欧州ドボクデザイン紀行報告会の残滓のリンク。
Ustream:八馬先生による「欧州ドボクデザイン紀行報告会」
togetter:「 @hachim088 センセお帰りなさい会&ヨーロッパドボク紀行」