先週末の土曜日は、首都高速道路株式会社が主催する「スカイバスで行く首都高スペシャルトンネルバスツアー&首都高社員ここだけのトンネル話パーティー」に参加させていただいた。内容はやたら長いタイトル通りで、屋根なし2階建ての「スカイバス」で首都高をぐるぐる走行して都市内ジェットコースター気分を味わうことと、首都高の中の人によるトークイベントがセットになったもの。
2階建てオープンバスからの視点は、その高さと開放感から素敵な非日常感覚を味わうことができる。@mechapandaさんによる動画(たとえば、スカイバスで行く首都高スペシャルトンネルバスツアー 360度)などで疑似体験できるよ。その後に専門家による解説や裏話をお酒を飲みながら聞くことができるのだから、好きな人にとってはたまらないプログラムだ。まあ参加費が9,800円となかなか高額なので、基本的にそれを許容できるマニアックな人のみが対象と言えるのだけど。
総じて、管理者側が門戸を開いたイベントとして、非常に意義深いものであったと感じる。ただし、改善点もたくさんありそうだ。
まずは寒さ。覚悟はしていたのだけども、予想通り強烈に寒かった。オープンバス企画を冬にやること自体が少々問題だね。
次にコストパフォーマンス。あらかじめ価値を共有している人でなければ、1万円近い金額はなかなか出せるものではない。この金額でやるのであれば、もっとわかりやすいプレミアムなプログラムを織り交ぜる必要があろう。たとえばレインボーブリッジのアンカレイジに入れるとか、ジャンクションのループ内に立ち入れるとか、トンネルの避難通路や換気所の内部に入れるとか。今回のように誰でも行ける場所だけで構成するのはなかなか理解が得られないと思う。
さらにバスでのトークやパーティー時の演出における、行き当たりばったり感が少々気になった。イベントやツアーのプロとまでは行かなくてもいいのだけど、綿密な準備に裏打ちされたスムーズな進行は不可欠だろう。そしてエンターテイメント的な要素の演出として、もっと大山さんを活用すべきだったと思うな。まあここら辺は回を重ねていくごとに洗練されていくとは思うけど。
僕も首都高をぐるぐる回ることが好きで、盆や正月などの道路が空いているときにはよくドライブを楽しんでいる。このブログに首都高ネタを載せることも多い。なので、これからもこうした首都高の企画にはできるだけ参加していきたいと思う。関係者のみなさま、このたびは素晴らしい機会をどうもありがとうございました。
ついでにこのブログに記載した首都高ネタをざっと拾い上げてみた。いくら何でも多すぎだろ。いやほんと、首都高のことどんだけ好きなんだ、自分。
断絶した桁、明るい橋、深川の木馬、見附交差点、人だけの出口、浮かび上がる線、高架橋に残された不思議な痕跡、コイル、見上げてごらん、大黒様、追悼ツアー、ドボク的初詣、ぶら下がり歩道橋、囲われた橋、回る橋、JCT番組、橋を吊る橋、首都高本、床版だけ高架橋、都市の長大トンネル、興奮の現場、シュールなプレゼン、街の中の巨大コンクリート塊、補強中、すてきな高架橋、川の交点、S字鑑賞、地下に架かる橋、東京でパークアンドライド、柱の森、直下からの視線、人気のないすてきな橋、物流モードの変遷、ジャンクション、都市の緑