はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

テクノロジーの眺め

最近、工場やダムなどの巨大建造物の鑑賞がブームになっている。
新聞、雑誌、TV番組などのメディアでは、4月頃から頻繁に取り上げるようになった。
ちょっとした情報バブルである。

この現象は、一過性の流行なのだろうか。
なんとなく、違う気がする。流行で終わらせたくない気がする。
そのためには、テクノロジーが作り出す風景をそれなりに解釈していくことが必要だろう。

もし、テクノロジーの眺めに価値を見出すことができて、それが社会性を持つものとなれば、
悪役に見られがちな第二次産業や建設業のイメージも少しは変わるかもしれない。
そのためには、この一連の動きをもっと一般に波及させていくことを考えていかなければね。
そこらへんを目指して、インフラや産業がつくり出す風景にじっくり取り組んで行きたい。

あまり気負わずに。