コンビナートの装置に灯るライトは、保守点検のためのものだ。少ない灯具で効率的に照明することが、設計の肝なんだろうね。少なくとも、外観を飾るためのライトアップではない。
しかし、なかなか美しい。
クリスマスのデートには、コンビナートを巡るのを強くオススメする。一面に広がるイルミネーションは、そこらへんの浮かれたツリーよりも圧倒的に迫力があり、虚無的なロマンティシズムに満たされる。もちろん、その後にトラブルが生じても、苦情は一切受け付けないけど。
そうそう、以前、人気の少ない工場地帯で写真を撮っていたら、パトロール中の警察官に職質された。とっさに「あやしい者ではないですよ、ただのコンビナートマニアですよ」と言ってみたものの、どう見ても立派な不審者である。