はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

木エス


ベルギーのアントワープに、スヘルデ川をくぐる歩行者自転車専用トンネルがある。1933年につくられ、深さは31m、長さは572mもある。ただでさえ素敵なトンネルなのに、ここにはなんと、木製エスカレーターがあるのだ。質感も延長も音も振動も、申し分ない。なによりメンテナンスが行き届いていて現役バリバリってのがたまらない。
ということを、田村さんによる東京エスカレーター取材日記の募集を見て思い出した。

こんなエスカレーターを探しています。
いずれも絶滅危惧種に指定されている貴重な産業遺産です。
(勝手なことを言っていますので真に受けませんよう)
お知らせいただき次第に観に行きまして、データベースを更新してまいります。
何卒ご協力くださいませ。

きっとここをご覧の方の多くはご自身が好きなエスカレーターを意識化してしまっているでしょうから、投稿されてはいかがでしょうか。僕はロンドンのこれも投稿しておこう。

ちなみに、Youtubeで楽しい映像を見つけた。アントワープのリアルな姿を紹介している、かなりいい雰囲気の映像だよ。トンネルは1:32あたりから。音もじっくり聴いて欲しい。

余計なことはいいんだ、エスカレーターだけ見せろという方は、こちらの映像をどうぞ。
のぼり完全版

くだり完全版