今年の大型連休は長野方面に2泊3日で砂防、用水、ダムなどの水系インフラを中心に、駆け足で見て廻った。そこには果てしなく続く自然との闘いがリアルに感じられ、とても良質の刺激を受けることができた。
行程は直前になってから慌てて組み立てたので、宿泊地も選択肢が極めて少ない状況で決めた。移動時間だけを考えて予約した2泊目の民宿は、到着してからようやく理解できたのだが、ものすごく素晴らしい環境だった。そこのおかみさんにいろいろお話を伺ったのだけど、この地は天体観測に適した土地なのだそう。事実、車で10分程度の場所には「国立天文台野辺山宇宙電波観測所・太陽電波観測所」が設置されている。聞けば、一年中一般見学を受け入れているのだそう。だったら行かねば。僕は子供の頃から宇宙モノが好きだったし。
そんなわけで翌朝テンション高めに行ってみると、一気にヒートアップして大興奮。各種の電波望遠鏡が放っている雰囲気は、まさに『2001年宇宙の旅』や『スターウォーズ』や『ガタカ』といった典型的な「宇宙系」のテイストなのだ。このブログに頻繁に登場する「産業系」や「インフラ系」のテイストとは全く異なる。そっちは『ブレードランナー』や『未来世紀ブラジル』といったテイストだもんね。まあ「白」という塗装色の影響は絶大ではあろうが、エンジニアの流儀や常識などの違いが現れているんだろうな。そこらへん、ちょっと調べてみたいな。