はちまドボク

何かからはみ出した、もうひとつの風景

楽しいラジオ

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本日の午後、TBSラジオの名物番組『たまむすび』の「おもしろい大人」というコーナーに出演させていただいた。なんと、赤江珠緒さんとピエール瀧さんとお話をしたのだ。その25分間はとても楽しい時間だったのだが、やはり緊張と興奮が激しかったようで、放送後の疲労は相当なものになっている。ウトウトと寝てしまう前に、取り急ぎメモを残しておこうと思う。

なぜ僕がこの番組に出ることになったのか、対談の早い段階で瀧さんから経緯を簡単にご説明をいただいた。どうやら、シンガポールでの僕のツイートが起点になったらしい。たまたま瀧さんのタイムラインに巨大HDB「インターレース」のリツイートが現れたのでいろいろ見てみたら、「ぶっ飛んだドボク写真がたくさん出てきたので、この人を呼んでゆっくり話を聞こうじゃないか」となったという。そのお話を受けて、うっかり「ツイッターってすごい、ラジオにも出られるんですね」と言ったところ、赤江さんに「敷居の低い番組で…」と切り替えされた。それまではガチガチに緊張していたのだが、このやりとりでいきなり気持ちが軽くなった。

やはりプロのトーク技術はすごいね。おそらく最初のうちにちょこちょこ探りを入れて、相手がしゃべりやすくなる話の振り方を見出していくのだろう。そこから先はテンポ良く適切に誘導してくださったので、時間配分や抑揚などを考えることもなく、大船に乗ったつもりで楽しく話をすることができた。ビジュアルに頼るプレゼンができず、しかも、生放送というこれまで経験したことがない状況だったにもかかわらず。ラジオというメディアの可能性って、まだまだたくさんあるってことを、いまさら感じたな。

また、「おもしろい大人」という位置付けで呼んでいただけたことは、自分が目指している姿勢であるだけに本当にうれしい。しかも、学生の頃から聴いていた「電気グルーヴ」のピエール瀧さんにお目にかかって、楽しくお話をして、当時購入したCDにサインもいただいたのだ。そりゃもうテンション上がりっぱなしになるよねえ。

なお、放送後に番組スタッフの方に「うちの耐震補強すごいんですよ!」と言って見せていただいたブレースやダンパーは、本当にすごかった。この吹き抜けの最下部は喫煙所として使われているのだが、なんとも贅沢な喫煙空間だねえ。

ドリアンのパターン

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総合芸術文化施設のエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイは、その特異な見た目から「ドリアン」と呼ばれている。ドームの表面が三角錐のような形状の日よけで構成されているのだけど、これがたいへん刺激的であり、抵抗感がある人はたくさんいそうだ。僕も最初はぞわっとした。

遊覧船から眺めていると、視線の入る角度が変わることに伴って、見えてくるパターンが刻々と変化する。まるで何かのアルゴリズムで自動生成した動く図形だ。ちゃんと視点の変化を意識しているんだろうね、なかなか面白かったよ。

ところでフルーツの王様と呼ばれるドリアンは、その強烈な臭いから、航空機の機内はもちろん地下鉄やホテルでも持ち込み禁止なんだそうな。僕も少しだけ興味があるけれど、まだ食べたことないんだよな。

バズる室外機

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たびたびツイッターなどで室外機について触れているが、まさか1万リツイートを越えるとは予想もしていなかった。5日前にシンガポールで見た、ショップハウスの裏にみっちり貼り付いた室外機群が突然バズったのだ。たしかに、現代的な高層ビル群の背景と、野趣味溢れる乱雑で圧倒的な量の室外機群との対比は、現場でも大興奮だったな。

どうやらこのツイートを起点として、ハッシュタグ「#室外機コレクション」に興味を持たれた方が多いようだ。別ツイートへの反応、フォロワー数の急増、同ハッシュタグを伴った書き込みなどから、室外機への屈折した愛情に多くの共感が得られたのではないかと推察できる。というか、みんな好きなんじゃん。もちろんメジャーにはなり得ないけれど。

念のため、現地の状況を簡単に残しておく。場所はチャイナタウンのすぐ近く、飲食店が連なるアモイ・ストリートの裏。1階にコリアンレストランなどが入っているショップハウスだ。両サイドに構えた室外機はみっちりきっちり並べられていて、これもまた魅力的。高低差のある細長いアン・シャン・ヒル・パークの園路から、様々な高さと位置で鑑賞することができる。実際に、人種国籍年齢を問わず、多くの観光客がカメラを向けていたよ。

以下、同好の士のみなさまに向けて室外機関連の過去記事をたっぷりと。

 

なお、問題のツイートはこれ。